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    にこ

    ・大木町商工会会員の店

    基本情報

    ジャンル
    美容・健康・介護

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    プロの美容師が出向きサービスを提供する「訪問美容」。
    若い感性で瞬時に作り上げる異空間が心地よいと好評!

    プロの美容師がお客様のもとへうかがい、シャンプーやカットなどのサービスを行う、「訪問美容」というジャンルがあることを知っていますか? 
     地元大木町を基点に、柳川市・大川市・みやま市・久留米市・八女市の介護施設、病院施設、はたまた利用者のご自宅までうかがって、心地よい時間を届けようと立ち上がった20代の若い美容師が、仲間を増やしネットワークを広げて、新たな美容の分野を切り拓こうとしています。


    新たな美容分野、訪問美容を志して起業!
    まずは体験して知ってもらうことからスタート。


    「訪問美容Nico(ニコ)」の代表・坂中範大さんは、1994年生まれの25歳。好奇心旺盛で、建築業界に身を置きながら美容師を志したという異色の経歴の持ち主。

    「美容免許取得後、ぼくが初めて髪を切った人は祖母でした。祖母は認知症で、ある時、美容室へ歩いて向かったものの道に迷い、美容室にたどり着くことができなくなってしまいました。あんなにオシャレ好きだったのに。そんな祖母を、綺麗にしてあげたいと思ったんです」

    と、坂中さんは当時を振り返ります。
     その後、介護施設に勤務している母を手伝うため、週末毎に美容ボランティアとして利用者のヘアカットをしているうちに思い至ったのが、「訪問美容」というスタイルでした。
    「交通手段を考えることなく安全で、家族のみなさんも安心して任せられる。その上で、普段の理美容室にいるのと同じ感覚で笑顔になっていただきたい」と思ったことが起業のきっかけだったといいます。


    行動力のある坂中さんは、すぐに「訪問美容Nico(ニコ)」を立ち上げました。
     印象に残るよう親しみやすいロゴを作り、シャンプー台をはじめ、荷物をコンパクトに収納できる専用車を購入、営業エリアは柳川、大川、大槻、久留米、筑後、八女といった福岡県南部に絞り込みました。
     カット、カラー、パーマ、ハンドマッサージ、美容室で受けられる施術は全てできるので、これで準備は万端!と思ったものの、現実はそう上手くは運びませんでした。様々な福祉施設、介護施設に営業に出向くも、ことごとく門前払いという憂き目に。2019年4月にオープしたものの、最初の半年間はただただ施設を営業して回っていただけで、成果は何もありませんでした。それでも、坂中さんにはこの仕事には必ず需要がある、Nicoなら利用者さんに喜んでもらえるサービスが提供できるという強い思いがありました。

     そのうちに、坂中さんは単に営業に回るだけではなく、「まずはNicoのことを知ってもらおう!」と、施設関係者はもちろん、利用者さんと直接接する機会を作ることに。例えば、施設職員に無料でシャンプーやカットの体験してもらう機会を作ったり、施設のお祭りやイベントに積極的に参加するなどの丁寧な営業活動をすることにしたのでした。
     努力の甲斐あり、評判は少しずつ口コミで広がり、施設関係者からの依頼や、ケアマネジャーの事務所からの紹介で在宅の利用者も増えていきました。


    丁寧なカットとスタイリング技術を携え
    オリジナルシート&ボードで訪ねた先を素敵空間に。

     「訪問美容」には、通常の美容院とは違う配慮が必要です。介護の必要があったり、障害があったりするため、ハサミやバリカン等を使う仕事柄、命の安全に特別な配慮をするという気構えがいるといいます。そんな制約がある中では、ともすればスピード重視になり、気がつけば利用者全員が同じようなヘアスタイルになっていたり、介助者が介助しやすいスタイルになっていることも少なくないとか。

     そうした現状を少しでも向上させたいと、Nicoでは独自の訪問美容スタイルを築いています。例えば、カット時間は要望に応じて対応。安全に配慮しながらスピーディに仕上げたり、時間をかけて丁寧に仕上げることも可能。使用する薬剤は、極力弱いものでオーガニック系のものをチョイスしています。
     また、特筆すべきは足元に敷く滑り止めのシートと特製ボード。


    足が滑らないように安全性を備えた素材でありながら、黒白のタイル模様のおしゃれなシートなのです。
    建築業界にいた頃からの特技を活かし、特製のボードをDIYで作成してスプレーでロゴの塗装まで! ボードには穴が開いており、そこに鏡を設置したり、季節毎に花やクリスマス飾りなど、ディスプレイもできる仕組みになっています。これで、訪問した先が瞬時にスタイリッシュな美容室に早変わりするというわけです。
     いつもの場所が、非日常空間になる。美容室に多くの人が求めているリラックスできる非日常感を、Nicoはとても大切にしているのです。

    「今の若い人たちが受けている美容室のレベルと同じサービスを、訪問美容で実現したいんです。若い世代が50年後にも満足できるような。だから、常に自分だったらこんなサービスをしてもらいたい、という目線で考えていますし、利用してもらえれば、求められていること以上のことを提供できるという自信はあります。」


    人がしてほしいことだけをメニューにして
    日々バージョンアップし続ける。


    若さあふれるエネルギッシュな行動力で、訪問美容をはじめてから半年で、1000名以上の髪をカットしたというNico。若者が少ない訪問美容業界では、そのみなぎるようなエネルギーに元気をもらう高齢者も少なくないといいます。
     経験を重ねるごとに、髪型のあり方やヘアスタイル以外での「美」を考えながらサービス提供をするようになってきたという坂中さん。問い合わせや相談も増えてきて、新たに女性を含む2名の訪問美容師を仲間に迎え入れたところ。「訪問美容で、人を笑顔に」というNicoの思いが、徐々に広がっていきつつあります。

     また、中学高校時代は、ブレイクダンスにハマり、DJやラッパーを目指していたという坂中さんならではの感性を活かして、SNSやYouTubeなどで情報も発信中。「多くの人たちに、ぼくたちにしかできないサービスや笑顔を提供して、この仕事がもっとカッコいい仕事になれば」と意欲的。
     訪問美容サービスも続々と更新中です。

     施設への訪問美容なら、カット一人2500円、在宅なら3000円、と格安(全て税込)な上、三潴郡大木町から20km圏内なら訪問料も無料。専用の移動式シャンプー台があるので、電気水道をお借りしてシャンプーはもちろん、カラーやパーマも自在に!

    「人がしてほしくないことをしないようにしたら、してほしいことが残ることに気づきました。これからは、自分で美容室に行けない要介護認定がついている人や、車椅子の人に幅広く利用してもらえるようになりたいですね。」と坂中さんは語ります。

     シャンプーは丁寧に気持ちよく、カットは一人ひとりにかける時間を長く丁寧に、
    提供するコーヒー茶碗は一脚ずつ違うものに…。そんなふうに、喜ばれることやものを一つ一つ整え増やしていくうちに、Nicoだけの訪問美容スタイルは日々バージョンアップし、進化していくに違いありません。


    (取材日2019年12月9日)

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