あるばい　伴走型小規模事業者支援推進事業

カラオケはもちろんレンタルスペースとしても利用できる
民家の倉庫を改装した隠れ家的なカラオケ店。

広い店内の一番奥にステージスペース。周りに椅子とテーブルが配されて

　「カラオケ永夢（えむ）」は、民家の倉庫をリフォームして造られた、隠れ家的なカラオケ店です。　
通常入場料300円、１曲100円で歌うことができ、1000円で１曲サービス（8曲歌える）と、良心的なプライス。また、毎週火曜、金曜は500円で歌い放題のサービスデーなので、カラオケ好きの常連さんで賑わっています。

便利なカラオケチケット

　オーナーの岩永幸子さんは、３姉妹の次女として大木町で育ちました。歌が大好きで、長年の夢だったカラオケ店を実家の倉庫を改装してオープンしたのは２００６年のことでした。
「まだ周辺にカラオケ店がない頃だったので、地元の人にとても喜ばれました。」と、オープン時を振り返る岩永さん。

一見民家風の店舗。道路沿いに建てられた「カラオケ」のノボリが目印

　オーナー夫妻の気さくな性格と居心地の良いアットホームな空間、音響やマイクの性能の良さも加わり、次第にここがカラオケを通した、一つのコミュニティのようになっていきました。地元はもとより、近隣の大川や瀬高からも通ってくる常連さんが多く、お客さん同士も顔見知りになって和気あいあいとカラオケを楽しんでいます。同じ歌が重なれば譲りあったり、自分が歌うだけでなく、他人の歌にもあたたかい拍手が送られるのが同店の良いところ。カラオケボックスとは異なり、喫茶店やスナックに集うように、様々なお客様の歌を聞いたり、聞いてもらえたりできるのも魅力です。

　また、最近は、レンタルスペースとしての利用も増えてきています。
例えば、11時〜16時30分（15名、持ち込みあり）のレンタルなら、8000円（税別）。ソフトドリンクは全て200円、アルコール類は１杯400円〜とリーズナブルな上、要望があれば予算に応じてお弁当の手配も可能。利用しやすい料金設定のおかげで、貸し切りでカラオケ大会が行われたり、グループでの気軽な集まりにも重宝されています。人数、時間等で金額が変わるため、事前に問い合わせを。

　「お客様を大切に、という思いを第一にここまでやってきました。うちのお客様の年齢層は70代以上が中心なんです。年配の方が気軽に集まれる場ってそんなにないでしょう。だからここは、そんな地域の方々の憩いの場でありたいと願っています。町内など、近隣なら送迎もしますよ」と、岩永さん。

自らも歌が得意なオーナーの岩永さん

コロナ禍でも安心して利用できるよう、消毒を徹底し、ステージ周りやカウンターには飛沫防止用のシートを使うなど、対策は万全です。
気分転換に楽しく一曲歌いたい！そんな時に気軽に立ち寄りたいお店です。


（取材日2020年12月８日）