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    スマホ修理からeスポーツ大会開催、ICT教育まで!
    ゲームを「学びの入り口」に、楽しく人を育てる。


    佐賀市呉服元町に拠点を置くDigitalStudy(デジタルスタディ)は、広い店内にスマホの修理カウンターとカフェスペース、ゲームやグッズコーナー、eスポーツスペースを併せ持つ多目的スペースです。
    取材時には、スマートフォンの修理のために次々と人が訪れ、なかなかの忙しさ。修理を待っている間にカフェエリアでくつろぐ人もいます。


    お客様のスマホの使い方を丁寧にヒアリング

    スマホ修理ならどんな機種のことでも相談に乗ってくれますが、特に佐賀市内はもとより、大木町、柳川、大川近辺ではアンドロイドの機種を修理するショップは少ないため、ちょっとした不具合を気軽に相談できるサービスは地元でとても好評です。相談10分につき500円で、代表の吉武英樹さんはまるで機械のお医者さんのように不具合を解決していきます。「その人にとって何が最善かを提案するのが信条」というだけあり、通常なら買い替えを勧められるようなものでも、吉武さんは普段のスマホの使い方から丁寧にヒアリングし、一つ一つの部品を確かめながらできる限り修理をしてくれるのです。時には、スマホ選びの相談にも乗ってくれます。近所にこんなお店があったら安心だな、そんなふうに思いながら取材を進めていくと、意外なことにショップのメイン業務は別のことだといいます。


    バッテリーやパネル関係のトラブルなら即日対応可能。要予約で

    実は吉武さんは、このスペースで定期的にeスポーツの大会や交流会を開催しており、プロゲームYou tuberと提携して大会の様子を実況し、それをYou tuberにアップしてもらっています。例えば子ども世代や若者に大人気のゲームFORTNITEの大会時はeスポーツ好きの子どもたちとその保護者が70名以上集まり、広い店内がいっぱいになり熱気に満ち溢れるといいます。STREET FIGHTERの大会ともなると40代以上の男性が大集結するなど、ゲームによって集まる世代も顔ぶれもガラリと変わり、大賑わいするのです。


    大会のトーナメント表も自ら作成、運営管理まで全て行う

    「eスポーツ」というと馴染みがないように思う人もいるかもしれませんが、娯楽としてだけでなくゲームを「競技」としてとらえ真剣に戦うものです。
    「ゲームといえば悪いもののように捉えられていたのは昔の話で、今やゲームは<学び>の入口なんですよ」と、吉武さんは語ります。

    というのも、近年は大学受験に情報技術に必要なものの考え方とその応用能力を問う「情報」の入試問題が出題され、ITリテラシーは義務教育になっています。ITの教育不足で、子どもが闇バイトなどの犯罪に巻き込まれたりしないためには、IT教育はこれからの情報社会では必須。吉武さんは、eスポーツの大会を運営する中で、ゲームのプロを育てるのではなく、「デジタルの入り口になりたい。デジタル人材の入口になりたい」と考えるようになったといいます。そんな思いから、DigitalStudyでは、定期的にeスポーツの大会を開催。大会や交流会に誰でも気軽に参加できます。eスポーツを体感し身近に感じ、ゲームを通して学びながら世界中の人たちとつながることができるのです。


    高スペックPCGALLERIA8台、全席デュアルモニタを設置

    周辺機器レンタルも充実

    ゲームが情報教育につながるー。吉武さんには確信がありました。
    吉武さん自身が、小学生の頃にいじめにあいゲームセンターでひとり格闘ゲームに没頭する中で「ゲームなら誰にも負けない」と自信を持ち自己を確立したといいます。その後もゲーム音楽を手がけC Dを発売したり、ゲームセンターに就職し、新しい仕組みを作ろうと九州各地の新店の立ち上げに奔走。その後転職したスポーツ系レジャー施設でeスポーツ部門を任され、ゲームを通して子どもたちが成長する姿を目の当たりにして手応えを感じたものの、コロナ禍で中断せざるを得なくなります。それなら、自分で理想の学びの場を作ろうとDigital Studyをスタートしたのでした。

    eスポーツの大会も回を重ねるうち次第に認知されるようになり、佐賀市からの依頼で「SAGA2024国スポ・全障スポ」の一環としてeスポーツの国体である「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2024」で、ブースを1つ任されることに。会場内にゲーム機10台を並べ、説明をした上でeスポーツを体験してもらうというもので、2日間で予想外の4000人近い家族連れで賑わい大成功を収めました。こうした実績から、佐賀県のスポーツセミナーに登壇し、eスポーツについて語る機会にも恵まれました。

    「今後はゲームを通してプログラミングやパソコンを学べる教室運営にも力を入れていき、様々な事業者と業務提携し、教室をたくさん作ることが目標です。その上で「eスポーツ少年団」を各地で作れればいいですね。県大会も開催できますし、オンラインで世界と繋がり世界大会にも参加できるようになれます。そうなってはじめてeスポーツがみんなの手元に届き、身近なものになると思うんです」と、吉武さん。


    全席電源付き、フリーWiFiなので、仕事も勉強もしやすい

    その第一歩として、DigitalStudyは誰もが気軽に立ち寄れる「町の駄菓子屋さん」のような存在でありたいといいます。
    eスポーツを多岐に学べるイベント開催に加え、パソコン教室も実施。時間料金で利用し放題のタイムスペースがゆったりあるので、ゲームはもとよりビリヤードやミニ卓球なども楽しめます。平日は一人300円時間無制限で利用できるカフェエリアにはドリンクバーもあり、コワーキングスペースとして仕事や自習にも最適。会場をレンタルすることもできます。

    また、スマホ修理部門に関しては、今後中古の買い取りや販売も行う予定。スマホはもはや一生のお付き合いをする生活の必需品です。お客様とも単発ではなく長いお付き合いができるよう、「スマホコンシェルジュ」のように、買い方、使い方、修理に至るまでどんな悩みにも対応できるようにしたいと考えています。親が常に頭を悩ませる、子どもとゲームやスマホとの関わり方、学び方についても相談できそうです。
    eスポーツは情報教育の入り口。DigitalStudyを学びのスタート地点として、世界へ羽ばたく人材が育つ日もそう遠くないに違いありません。

    (取材日:12月19日)


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