あるばい　伴走型小規模事業者支援推進事業

元力士やかつてのオリンピック選手などアスリートからご近所さんまで！
体の歪みを整える整体「均整術」で、痛みや不調、生活習慣を改善。

「整体」の中でも、背骨の歪みを12種類の体型に分類し、どこに重心がくるかを調べ、それぞれの体型にあわせた調整を行う「均整術」。体全体のバランス・動き・筋肉の力強さを総合的に整えていくのです。
体のバランスが崩れると背骨が歪み、筋肉や神経、内臓にまで負担がかかります。また、内臓への負担は背骨の負担を増やすことにもつながるのです。

均整術の基本は、姿勢を改善してくずれたバランスを整え（均整にする）戻していくことで、人が本来持っている自己治癒力を高め、自らの力で症状を改善させる健康な体に導いていくことにあるといいます。

「平田均整指導所」の平田昌士さんが、均整術に出会ったのは24歳の時。高校卒業後、久留米市の材木市場に勤務したものの、重い材木を扱う仕事の中であっという間に腰を悪くし、椎間板ヘルニアを発症。4年後には大学病院で手術をするしかないと診断されます。そんな折、痛みに耐えかね離職も考えていた平田さんに、鹿児島に住む伯母から一本の電話がかかってきました。腰の治療をしてくれる良い先生が近所にいるので、予約したからすぐに鹿児島に来るように、というのです。
藁にもすがる思いで向かった先で出会ったのが、均整術でした。不思議なことに、施術者は痛みのある腰には触れることなく、足を重点的に治療し全身を整えていきます。土台を整えなければその上に建てる家が脆くなってしまうように、腰が悪いならその腰を支えている足に問題があるので、そこから整えていくということでした。その結果、わずか１回の治療で、４年間苦しみぬいた腰痛がまるで霧が晴れたように改善したというから驚きです！

効果を実感し、「これだ」と確信した平田さんは、施術をしてくれた均整師に弟子入りを願い出ますが、東京にある均整師の養成学校で本格的に勉強することを勧められ、なんと、その足で即東京へ。24歳の時のことでした。

　２年間の東京での均整術修行を終えた平田さんは、師匠と慕う鹿児島の先生の「少しでも早く、一人でも多くの患者さんに触れ、施術することから学びなさい」というアドバイスで、地元大木町にて「平田均整指導所」を開設。以来30年あまり、生後10ヶ月の赤ん坊から90代の高齢者に至るまで、老若男女問わず多くの人の体を「均整」してきました。一般の人はもとより、その中には、誰もが知る元相撲力士や、元オリンピック選手、プロ野球選手から高校球児などまで、同所の門を叩いてきたアスリートも数知れず。

均整師としてたゆまぬ研鑽を積んできた証がずらり

　さて、そんな平田さんの均整術は、まず問診から始まります。痛みのあるところはもちろんのこと、普段のライフスタイルまで問診していきます。というよりも、むしろてっぺんから足の先までを一瞥して、患者さんが話す前に悪いところを言い当てる、という方が正しい表現かも知れません。まるで見ていたかのように普段の生活スタイルから癖まで当てられてしまうので驚いてしまうのです。

それから、バランスの悪い部位に手を当て、丁寧に「手当て」をしていきます。その手に触れられると患部がポカポカと温かくなっていくから、また不思議です。そうして、体が温まったところで、悪いところを次々に丁寧に均整していくのです。施術が終了してもそれで終わりではありません。さらに、その人に合わせて、自分で行えるストレッチや整理体操を指導して終了。普段の生活の癖から改善していくことが大切だからです。

　冷え性や体温の低い人が多い昨今ですが、平田さんの手は、さわると温かくとてもやわらかです。「僕の手は、施術しやすいように長年かけて作りかえていったんですよ」と、プロならではの言葉。

「体のバランスが完璧に整った人は、この世にはいないんです。僕がしているのは、くずれたバランスを整えること。患者さんが来た時よりも和んで笑顔で帰っていくことが、何よりの喜びです。」と語る笑顔は、自信に満ちています。

症状によって異なりますが、所要時間は約１時間（初回は問診に時間をかけるので少し多めに時間がかかります）。一対一の丁寧な施術には定評があり、一度来所した人から口コミで紹介され、そこからまた評判が広がっていくという具合に輪は広がっていき、開所以来一度も営業や宣伝をすることなく今日に至ったといいます。

完全予約制なので、待ち時間もなし。まずは電話で問い合わせをしてみてください。

施術料
初回／5500円
２回目以降は年齢によって異なります。＊調整から２ヶ月すぎると初回料金になります。
〜60代：3850円、70代：3300円、80代：2200、90代：1100円（料金改正もあり）

（取材日2020年12月１日）