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お店・会社情報

だいこくや

只今、新酒が入荷しています!

杜の蔵「ひと夏熟成・槽汲み酒」(純米生原酒)
 新春に生詰めした原酒を氷温貯蔵していました。
 発酵によるガスのチリチリ感も、熟成により微妙に変化しています。
  
 (価格) @1980円/720m


●当店は、ペイペイ、おおきにペイなどが使用できます。

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・大木町サービス店会の「にこにこシール」が使えます。
・大木町ゴミ袋取扱い店です。
・ギフト、配達(町内無料)もできます。
・大木町プレミアム商品券販売協力店です。
・大木町地域応援商品券取扱店です。
・大木町商工会会員の店です。

*令和6年10月25日修正

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基本情報

営業時間
9時30分~19時30分
定休日
年中無休
連絡先
0944-32-1146
ジャンル
買う
e-mail
e-ishikawa530@kumin.ne.jp
住所
三潴郡大木町大字大角1393
※お使いのスマートフォンの設定や環境によって、実際の現在地とは異なる位置が現在地として表示される場合があります。
詳しくはこちら(Googleマップ公式ヘルプへジャンプします)

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明治期から続く老舗に、こだわりの地酒がズラリ。
自慢のオーディオや花々でお客様を迎える。



明治9年創業、ここにしかない珍しい酒類をはじめ衣料品の小売りも行う「大黒屋」。西鉄大溝駅から徒歩4分、のどかな田園地帯に佇み、地元の人たちに愛されるお店として140年あまり。店に足を踏み入れると、そこには店主の思いがいっぱいに詰まった、宝箱のような世界が広がっていました。

(小見出し)
「杜の蔵」の季節限定酒をはじめ
筑後の銘酒がズラリ。贈り物にもオススメ!

 明治初期に創業し、酒、塩、たばこ、呉服や洋服、雑貨などを幅広く取り扱い、地域の人々の生活の中心として賑わってきた「大黒屋」。大木町大溝地区の中心に位置し、東西南北に向かう十字路にあり、さらに西鉄大溝駅の近くにあるため、今も昔も同地区の交通の要となっています。代表の石川英一さんは、5代目の店主です。

 戦前までは、贅沢品である酒、呉服や洋服まで扱っているお店はこの辺りでは同店のみ。店内には機織り機があり、専門の縫い子さんを雇い、久留米絣を着物に仕立てて手広く販売していたのだとか。かのブリヂストンの創業者・石橋正二郎氏が家業の仕立屋を切り盛りしていた頃、同店に足袋の商いにきていたという逸話もあるほど。当時の隆盛ぶりがうかがえます。
 戦後は、大手メーカーの台頭で既製品が増えてきて物流形態も変化、郊外に車で買い物に行く人が増えてきました。そんな中、同店も時代の流れに従い、平成5年に店舗を新築移転し、現在の形にしたのでした。

 まず、車を停めやすいコンビニエンスストアのように入りやすい雰囲気の店舗に。店内は大まかに二分して、一方は酒類や飲み物中心に、もう一方では衣料品を販売することにしました。
 酒類はビールや焼酎、ソフトドリンクなどのスタンダードなものに加え、敢えてここにしかない特別な酒を厳選。

 例えば、戦前からの長い付き合いの地元酒造メーカー株式会社杜の蔵の酒類は、同店で購入が可能。



酒粕を原料に独自の蒸留法で作られた珍しい酒粕焼酎「吟香露」1300円(720ml/税込) はフルーティな香りとすっきりとした味わいで、石川さんのオススメでもあります。


季節限定酒の大黒屋ブランド「漕汲み(ふなぐみ)」1760円〜(720ml/税込、写真左)は、毎年秋に仕込んだ原酒が、醗酵する時に発生する炭酸ガスを含んだまま瓶詰めにしたもの。いわばスパークリング日本酒! 蔵元のタンクから直接汲む希少なお酒で、毎年楽しみにしているファンも多いといいます(販売は例年1月末から)。
 また、同じく季節限定の採れたての純米吟醸酒「一の矢」1370円(720ml/税込、写真左)も人気。こうした貴重な本数限定商品が、同店には揃っているのです。



他にも、久留米市城島町の比翼鶴酒造の銘酒「城島の地酒」920円(720ml/税込)、筑紫の誉酒造の「筑紫の誉」1900円(1800ml/税込)といった、筑後エリアの誇る地酒、100%米麹の甘酒、奈良漬など酒造会社の作る本格的なものばかりでラインナップが多彩なので、進物用に購入する人も少なくありません。
 自宅用に、特別な日のお酒として買い求めるのもいいですよ。その時々のオススメもあるので、相談して新たな味わいに挑戦してみるのも楽しそうです。

 取材時には、石川さんに勧めていただき、残り少なくなっていた「漕汲み(ふなぐみ)」を家族のお祝い用に購入。爽やかで体験したことのない味わいが、珍しいととても喜ばれました。


ツウが唸るビンテージスピーカーや
珍しい骨董、季節の花々でお客様をお迎え。



さて、同店には、さらに珍しい特徴があります。店内を見渡すと、一際存在感を放つ大きなスピーカーが所々に配されていることに気づきます。石川さんの自慢のオーディオで、スピーカーは録音スタジオや編集室などで取り入れられているプロ仕様のJBL4311の改造スピーカー。マニアにとっては生唾もののビンテージなのです。

普段は忙しくなかなか店に立つ機会がないという石川さんですが、お願いすれば快く音楽を聴かせてもらえるというのも嬉しいところ。早速聴かせていただくと、低音が心地よく伸びる60年代のジャズ演奏が静かに響き渡り、店内の雰囲気がガラリと変わったほど!

 他にも、江戸時代からの様々な骨董のコレクションも酒類と一緒にさりげなくディスプレイされています。


シンピジュームや胡蝶蘭、シクラメンなど季節の花々も店主自ら育てた見事なものばかり。

 また、衣料品を購入した際のお直しは無料。常連のお客様には、有機肥料を使って自家栽培したキュウリやトマトなどの減農薬野菜をプレゼントすることもあるのだとか。


「ネットや大型店などが台頭してきたこんな時代だからこそ、ここにしかない確かな品揃えと品質でお客様を気持ちよくお迎えし、喜んでもらえれば」と、石川さん。

 ここには、140年続く老舗の誇りを守りつつ、5代目大黒屋ならではのアットホームなサービスが満載です。お気に入りのお酒を見つけに、足を運んでみませんか。

(取材日2019年1月15日)

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