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西鉄大牟田線「八丁牟田駅」のすぐ近く前にある「サイクルショップやまうら」。父の代から2代続く自転車屋さんです。
通勤通学に使える手軽な自転車や、マウンテンバイクなど趣味性の高いものからスクーターまで幅広く扱い、メンテナンスも安心しておまかせできるのが魅力です。
合鍵作りやレンタサイクルなどの、多彩なサービスも見逃せません。
きちんと説明!が信条。安心の販売と
完璧なアフターフォローが自慢。
大木町の中高生にとって、通学用の自転車は欠かせないもの。そんな町の自転車を扱うお店として長く親しまれてきた「サイクルショップやまうら」のオーナー山浦貢稔さんは2代目。まだ自転車が高級外車並みに珍しく貴重品だった100年前から続く、大木町で一番古い自転車屋さんです。
山浦さんは車のセールスや整備の仕事を経て20代後半で同店を継ぐため大木町に戻ってきました。働きながら自動車の2級整備士の資格を取得し、父と仕事をしながら自転車整備士の資格も取得。「きちんと専門の知識を持った、信用される店でありたいと思ったんです」と、当時を振り返ります。
同店で扱っている自転車は、ほとんどが通勤通学用の自転車、いわばママチャリが主流。価格帯は1万円〜8万円と幅広く、ブリジストン製品を中心に山浦さんが自信を持って勧められるものだけを扱っています。
納得できる良いものを購入してもらい、長く快適に乗ってほしいという思いから、接客も丁寧です。
モットーは「きちんと説明すること」。例えば、同じメーカーでも、量販店と一般の店舗では、扱う自転車は別物なのだといいます。価格設定が違うのはそのためです。安く売れるものを高額に設定しない、価格が安いものには理由があるから。その逆もまた然り。ですから、その後のメンテナンスのことも考え、お客様にはきちんと商品説明をすることを心がけ、適正価格で、でもできるだけ安く提供しています。
また、使う人の用途や好み、予算などを丁寧にヒアリングした上で、最適なものを勧めてくれるのも信頼できるところです。
そんな山浦さんですから、アフターフォローにも定評があります。なにしろ、この道50年のプロフェッショナル。タイヤやチューブ替え、ブレーキの調整など、どんな整備もお手のもの。また、エンジン音を聞いただけでそのバイクの調子まで瞬時にしてわかるというからさすがです。町の郵便局で使われている配達用バイクのメンテナンスも一手に引き受けている実績からも、実力のほどがうかがえます。
「材質の良し悪しはメーカーによって様々です。販売店が品質を変えることはできないから、私にできることは、長所も短所もきちんと説明して納得して買っていただき、その後にどれだけ丁寧にフォローするかということ。シンプルなことなんです」
この道一筋で約50年。山浦さんは、今の時代は店が選ばれる時代でありつつ、同時に選ぶ時代でもあるといいます。つまり、この店を信頼して選んでくれるお客様にこそ、誠心誠意接するということ。時には、金額のことだけを言われたり、説明をしても無理な修理を依頼される場合もありましたが、そうした姿勢を貫いているうちに、お客様との信頼関係が自然と築き上げられてきたのです。家族何世代にもわたる古くからのおつきあいのお客様や、新たにこの町にやってきた若いファミリーまで客層は様々ですが、ここを訪れるお客様とは良いパートナーシップが築けているそう。
「日々使うものですから、何かあったらすぐに対応できる顔の見える商売が大切だと思うんです。だから、うちで買ってくれた人には必ず、“なにかあったらすぐ持ってこやんね”って、言っているんですよ」と笑う山浦さん。
自転車に長く快適に乗るコツは、「ちょっと音がする」「ちょっとおかしいな」と感じる、その「ちょっと」のタイミングを見逃さずにメンテナンスすること。そう感じたらすぐに同店を訪ねてみるのがオススメです。どんな些細なことにも丁寧に対応してくれます。
要チェック!困った時の合鍵と
普段遣いのレンタサイクル。
さて、同店が打ち出しているポイントはまだまだあります。実は、店の前の看板からもわかるように、合鍵作りにも40年の実績があります。
なるほど、店内の一角には鍵の型がズラリ! 料金は片面500円、両面600円〜。持ち込んでから5〜10分で完成します。家の鍵や車の鍵を紛失する人は多く、駅前のわかりやすい場所に位置する同店はとても重宝されているのだとか。無くして初めて大切さがわかる鍵だからこそ、一刻も早く作ってあげたいとの思いで、迅速に対応してくれます。
また、もう一つ見逃せないサービスが、お客さんのためにと始めたという
レンタサイクル。レンタサイクルといえば、観光地での利用を連想してしまいますが、山浦さんは大木町に住む人たちにもっと気軽に利用してもらいたいとの思いで、始めたのだといいます。
料金は、普通の自転車なら1日500円、電動自転車は機種によって800円〜1000円とお手軽。
おもしろいことに、実際利用した人の用途を聞いてみると、実にバラエティに富んでいて、「ちょっと忘れ物をしたから」と、駅に着いて自転車をレンタルして自宅まで往復する人や、大川の温泉に行くために借りる人もいるのだとか。こういった短時間の利用なら、300〜500円程度で貸し出してくれるというから、ぜひ知っておきたいサービスです。
利用時間は8時30分〜18時30分、日曜定休。予約不要で、名簿に名前と連絡先の電話番号を記入すればレンタルOKです。もちろん、町内各施設への観光にも重宝されており、需要はますます伸びています。
自転車やバイクの相談をするなら、一度訪ねてみたいお店「サイクルショップやまうら」。いつでも、笑顔の山浦さんが迎えてくれます。
(取材日2019年1月15日)
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